【読書の秋】ルビンの壺が割れた【感想・ネタバレ含む】
11月になり秋もだんだん深まってきた今日この頃。。。
秋といえば真っ先に思いつくのは食欲の秋ですが
先日旦那の弟さんから借りていた本を暇を持て余してたので読んでみようということに。
「ルビンの壺が割れた」 著者;宿野かほる
とても面白いしページも多くないので読みやすいよ!
ということで、活字苦手で本を読破したことがない(それは嘘)
私もチャレンジしてみることに!!
始まりはある男性がフェイスブックで昔結婚の約束をしていた
女性にメッセージを送るところから始まります。
【注意】以下ネタバレ含みます。
男性は一馬という名前で、最近フェイスブックを初めました。
いつものように歌舞伎のページを見ていると一馬は見覚えのある名前を見つけます。
彼女の名前は「未帆子」。
ありそうでなかなか無い名前だと、そのページに飛び他に未帆子だという証拠は無いかと探ります。
そこである写真を見つけやはり未帆子では無いかと、メッセージを送ります。
「お返事はもちろん無い物と承知しております。亡くなった方からの返事はあるはずもありませんから。」。。。
その後返信は無いまま一馬は年に一度のペースでメッセージを送ります。
3回目の春、最後のメッセージだと決心し一馬は未帆子に最近の事、癌になったこと
大学生時代の思い出を綴り送ります。
すると未帆子から返信が。
そこから2人のメッセージのやり取りが始まるのです。
最初はお互いに学生時代の思い出話を穏やかにやりとりするのですが
段々とそのやり取りは一変していきます。
演劇部で出会った2人は恋に落ち婚約、次の日には結婚式を控えていたのですが
未帆子は当日謎の失踪をします。
なぜ未帆子は失踪したのか、そのまま一馬に前に姿を現さなかったのか
一馬にはなぜ許嫁がいたのか。。。
ラストにかけて怒涛のどんでん返しのあるストーリー。
170ページほどで活字苦手な私でも二時間ほどで読破できました。
この本の感想を見てみると賛否ありますが私は読み終わった後
理解ができず呆然としてしまいました。
私の理解力が乏しいのか、作者の意図を汲めなかったのか
悶々とした気持ちになりました。
後半にかけて畳み掛けるように2人の衝撃のカミングアウトに驚きながら
なぜ未帆子が失踪したのかは最後の最後まで本当にわからず
最後の未帆子のメッセージを読んだとき、あまりにも突然で
あまりにも衝撃的でラストの部分を何度も読み返してしまいました。
きっとこのラストを知りながら一から読み返すとまた違う感情でストーリーを進めていくことができるんだなと思いながらもまだ2回目は読んでいません。笑
自分も本が読めるんだなと自信のついた充実した二時間でした。
せっかく読んだので感想を書き留めたいと思いタイピングしてますが
自分の語彙力の無さに圧倒される。。。笑
これを機会にもっと活字と仲良くなっていけたらなと思ったので
また、本を読んだら紹介していこうかなと思います^^!